本文へ移動

2019年までのコラム

ナンバープレートを記念に残しておきたい!
2019-04-09
カテゴリ:知っておきたい
長い時間大切に乗ってきた愛車。
 
思い出がたくさん詰まっていたり、初めての車だったり、亡くなった家族の車だったり、そんな車のナンバープレートを廃車する時に、思い出として手元に残しておきたいと思ったことはありませんか?
廃車のナンバープレートは残せる?!
通常、廃車にする時にはナンバープレートを陸運局に返納(もともと自分のものではなく借りているものなのですね)しないといけません。
 
ナンバープレートには所有者の情報がわかるようになっていますし、他の車に取り付けたりして悪用できないように返却が義務付けられています。
 
しかし、最近では記念の図柄入りナンバープレートもあり、平成29年4月から記念としてもらえることになりました! 記念所蔵が容認されたのです。
なぜナンバープレートを所有できるの?
悪用される可能性もあったから今までダメだったのに、なぜ所有できるようになったのでしょうか。
 
この制度のきっかけとなったのは、ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレートが交付されることになったのがきっかけです。
 
記念として置いておきたいという要望が予測されるために制度が見直されました。
 
それから、図柄入りナンバーは安くても7,000円程度しますので、それを払っているのに返さなくてはならないことに納得しない人も出てくることが予想されます。
 
理由はどうであれ、思い入れのあるナンバープレートを廃車後も保管しておけるのはうれしいですね。
 
では、悪用されるかもしれない心配についてはどうなっているのでしょうか!?
ナンバープレートを破壊?!
持ち帰ったナンバープレートを悪用させない為に、ナンバープレートはそのままの状態では持ち帰りできません。
 
破壊措置をしなければならないのです。
 
せっかく持ち帰るのに破壊したら意味がないじゃないか!とお思いなら、安心してください。
 
破壊措置とは、ネジ穴が2つあるうちの片方を40mm以上に広げ、穴を大きくするのです。
 
この措置は陸運局や検査協会で返納する窓口に申し出ると行ってもらえますが、300円から500円ほど料金がかかります。
 
ご自身で行うこともできますが、抹消登録前に予め申請する必要があり、更に所定の用紙に一筆記入と押印しなければなりません。(地域により対応していないところもあるようです。)
廃車のナンバープレート持ち帰りの手順
では持ち帰りする際の手順をご説明しましょう。
 
とっても簡単です。
 
  1. まず、ナンバープレートを返納する窓口へ先に行き、「ナンバープレートを持ち帰りたい」旨を申し出ます。
    そこで「記念所蔵ナンバー破壊申込書」に記入し、穴あけをします。
    ●穴あけをしてもらう場合は300円~500円の手数料を支払います
    ●道具を借りてその場で自分で開ける
    ●持ち帰って自分で開ける(但し、事前申請が必要。及び所定用紙に一筆記入する必要あり)
     
  2. その場で穴をあけてもらった場合は、手数料納付書に「破壊完了印」を押印してもらいます。
     
  3. あとは通常通りに手続きを行うのみです。
廃車のナンバープレート持ち帰りの条件
記念所蔵容認は図柄入りのものだけではなく、軽自動車を含むすべてのナンバープレートが対象です。
 
但し、二輪車や原付バイク、小型特殊自動車は適用外です。
 
それから、名義変更、一時抹消、永久抹消、移転抹消、転入抹消などでナンバープレートの返納が必要な手続きに限られます
 
例えば、住所変更や名義変更など、単に住所や名前を変更するだけでナンバープレートの変更まで必要としない場合には持ち帰ることができません。
 
また、車検証の所有者しか持ち帰ることはできません。
まとめ
いかがでしたか?
 
廃車する場合にはナンバープレートを記念に残しておくことができます。
 
思い入れのある車のナンバープレートを残すことができれば思い出を残すことができますね。
 
そのようなご相談もぜひカートリーにお電話いただければ、対応させていただきます。
TOPへ戻る